「花のあすか組!」は、フジテレビ系列で1988年4月~同年9月末まで、月曜日の19:30〜19:58に放映された、全23話のドラマです。主演は、1987年に開催された第2回『東宝「シンデレラ」オーディション』で優勝した小高恵美さんでした。
このフジテレビ系の月曜19時30分からのドラマ枠で、のちに宮沢りえさん主演の「スワンの涙」なんかも放送されるのですが、80年代のこの時間枠のドラマは、これから売れそうな新人アイドルを起用するドラマ枠という位置づけだったと思います。ちなみに、スケバン刑事などのドラマを放送していたのもフジ系で、こちらは木曜日の19時30分~の枠でした。
さてさて、「花のあすか組!」は、「月刊Asuka」という漫画雑誌で連載されていた、高口里純先生の漫画です。ドラマとは違う所も多いですが、そこそこ頑張って原作にそって作った方だと思います(笑) スケバン刑事とか、Ⅱからはほぼ別物ですからね。
高口里純先生の作品はほかに、『ロンタイBABY』なんかもあるのですが、当時からスケバンものや、性同一障害やネットいじめなど、社会問題となっていることを題材にすることが多かったと思います。個人的には、一般向けではなくて、独特の世界観をもつ漫画家さんというイメージがあります。
話を戻して、ドラマ版の出演者ですが、主人公役の「小高恵美」さんをはじめ、小沢なつきさん、石田ひかりさん、佐倉しおりさん、本田理沙さんらが主要キャストです。ゲストや脇役で、和久井映見、ちはる、つみきみほ、辰巳琢郎(敬称略)らがでてきます。まさか石田ひかりさんや和久井映見さんがあれほど有名になろうとは、この頃は誰も想像していなかったと思います。
さて、ドラマのストーリーを、ものすごくかいつまんでお話すると(笑)、全国の中学を手中に治めようとする全中裏という組織に、たったひとり立ち向かう、主人公「九楽あすか」の物語です。
これだけ書いても、なんだかまったくわからないと思いますので、のちのち全話紹介したいと思います^^
ただ、やばいですよ、やっぱり80年代のドラマってすごいってきっとなります(笑)
たとえば、いきなり甲冑を着た女子中学生とかが馬に乗って、中学校にのりこんでくる・・・とか、武器が24金の金のコイン・・とか、中学生なのに火炎放射器をアメリカから持ってきた少女が登場する・・・とか(笑)(どうやって日本に持ってきたんでしょうか(笑))、ちょっとかいただけでも、おもしろ、わくわくじゃありません?(笑)
↑↑↑馬上から失礼します・・・じゃないですよ(笑)
一応、音楽についてもふれておくと、主題歌は3曲かありまして、BaBe「Get a Chance!」、小高恵美「BLUE WIND」、あすか組(小高恵美、小沢なつき、石田ひかり)「悲しげだね」のラインナップとなっています。BaBeの「Get a Chance!」が一番売れたと思います・・たぶん・・・。
スケバン刑事や他の80年代のドラマと違って、なぜかあまり音楽が残らなかったんですよね。どうしてかなー。