「少女に何が起ったか」
「少女に何が起ったか」は、1985年1月から毎週火曜日に放送されていたTBS系列・大映テレビ制作のテレビドラマです。今も現役ばりばりのキョンキョン様こと、小泉今日子さんの連ドラ初主演ドラマとなっています。

大映テレビ ドラマシリーズ 少女に何が起ったか DVD-BOX
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/01/01
- メディア: DVD
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っていうか、タイトル・・・「少女に何が起ったか」って!(笑)、何がおこったのかきになるじゃあーりませんか。この頃の大映ドラマとか、ほんとタイトルが逸品ぞろいで、色んな意味で気になって仕方ありません。「花嫁衣裳は誰が着る」「不良少女とよばれて」「プロゴルファー祈子」・・・タイトルが秀逸だなぁ(笑)
出演されているのは、小泉今日子さんをはじめ、辰巳琢郎、風間杜夫、賀来千香子、柳沢慎吾、辺見マリ、市毛良枝、松村達雄、岸田今日子、長門裕之、石立鉄男、宇津井健高木美保(敬称略)といった、そうそうたるメンバー! 豪華ですねー。ちなみに、脇役の高木美保さんが一番お綺麗です(わたしの主観)(笑)
ストーリーは、
北海道の田舎で母と二人で暮らしていた「野川雪」(小泉今日子)は、母の死後、死んだ父親が有名音楽大学の学長の東雪雄の一人息子と聞かされる。雪の祖父である、東雪雄は、使用人だった母との結婚を認めず、父を勘当したのである。雪はたったひとり、東京の東雪雄の家にのりこみ、なんとしても自分を東家の人間として認めさせたいと奮闘する。周囲から冷ややかな目でみられ、東家ではお手伝いさんとして扱われる雪だったが、東音楽大学へ特待生として入学することとなる。東家の正式な娘(父の妹の子)、美津子(賀来千香子)と、その取り巻きからの嫌がらせにも耐え、貧しかったり、わけありの他の特待生と友情をはぐくみつつ、雪はピアノの練習に一心に励む。そんな雪を、東音楽大学の助教授でピアニストでもある大津光三(辰巳琢郎)は認め、雪を成長させていくが、雪の父親が、東雪彦でないのではないかという疑惑が持ち上がり・・・。
と、いった感じの「スポコン・ミステリードラマ」的なものになっています。
もう、なんだろう・・・。ストーリーをかいただけで、お腹一杯ですよ!(笑) とにかく「少女に何が起こったか」の事を考えると、このドラマから生まれた名(迷)ゼリフの数々が、頭をふぁーっと横切ります。
「この薄ぎたねぇ、シンデレラ」
あ、ちなみに、第一話で石立鉄男は「この薄ぎたねぇ、シンデレラ」 のセリフの為に、シンデレラの絵本まで持ってきて、話し始めるんですよねー(笑) 子供ながらに買ったのかなぁ・・・なんて思ってました。
「憎いあんちくしょうだと思ってます!」
キョンキョンが言うこのセリフ、映画の「憎いあンちくしょう」にこのドラマの悪役、長門裕之さんがでていたので、ちょっとしたオマージュでしょうか?(笑)
「野良猫ガッツで頑張ろう~!」
えっ?野良猫?ガッツ? 意味不明です(笑) 対義語で「エレガント!、お上品!」というのがございます。
「わたくしはプリンセス!プリンセスよ!」
キョンキョンのライバル、生まれた時からお嬢様の美津子(賀来千香子)のセリフです・・・(笑) 自分でプリンセスって何度も言っちゃいました。
「今日の体育の時間は、体操の代わりにロックを踊る!」
ロックを踊る・・・???? 子供ながらに頭の中をはてなで埋め尽くしたセリフです。大津先生(辰巳琢郎)のセリフですが、他にも色々とやらかしてくれますよ! めっちゃシリアスなシーンで「チャーミング」と言ったり(かわいいでよくないですか?(笑))、「君のやり方はフェアじゃない!キライだね!」とかね・・・。大津先生、ドラマの中でめちゃくちゃもててるんですけど、なんか、ちょっと、微妙ですよね。笑い方も腹式呼吸できちんと「はははははっ」と笑うし(笑)、あ、そうか、大根さんなんですよね。
と、書ききれないくらいの名ゼリフがありましたが、このドラマ、役者さんの演技が本当に大根なんです(笑) すごい突拍子もないセリフのオンパレードで、それを感情をこめて言える役者さんが少なかったように思います。キョンキョンも賀来千香子さんもひどかったー。辰巳琢郎さんも・・・まだデビューしてから一年くらいだったし、大学劇団出身だったので、仕方ないですよね。
迷ゼリフが一番多かったにもかかわらず、ものすごくはまっていた役者さんは、間違いなく川村刑事役の「石立鉄男」さんでしょう。深夜12時過ぎたら、必ず東家に現れる謎の刑事さん・・・そんな時間まで東家で何してるんでしょうね(笑) はがいじめにしたり、暴言の数々を雪にあびせ、最終回で実はいい人だった!って、そんなわけあるかーい(笑) でもでも、よくわからないパーマ頭も含めて、最高でした! 64歳で亡くなられてるんですが、俳優としてまだまだこれから輝けたであろうに・・・早すぎますよね・・悔やまれます。
主題歌は、東京JAPの「摩天楼ブルース」です。あってるんだかあってないんだか、子供の頃はわかりませんでした(笑) キョンキョンが歌えばよかったんじゃないでしょうか。まぁでも、あの暗い曲のおかげで、一歩間違うとコミカルにさえなってしまう、めちゃくちゃ設定とかセリフをのみこんでくれて、シリアスな感じで一話一話みられたような気もしています。安っぽいものが、高級なものにみえるような、そんな感じ。この曲のあと、あまり活動されずに、解散されてますけどね。なんかムーディです。
見ていない方、ぜひぜひご覧ください。キョンキョンはやっぱりかわいいです!
↓↓↓のDVDの表紙みて驚きます。みんな仲良さそう(笑) そういうドラマじゃないのに、まるであたたかいホームドラマのようです。どうしちゃったんでしょうか(笑)

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